今年最後の露熊作業と露熊炭鉱跡散策
2021.10.14 sun
この日は今年最後の露熊プロジェクト作業になりました。
断続的に雨が降るなか、約20名が参加。冬に向けてナベ岩ルートの手すりの調整や、ロープの撤去のほか、散策するのに危険な木の伐採、のぼり旗の撤去などを行いました。
作業終了後はみんなで露熊炭鉱跡の散策に行きました。露熊炭鉱は露熊山峡から少し奥、露熊集落跡のはずれの山中にあった炭鉱です。明治27年(1894年)頃に村人によって発見された炭鉱で、石炭は阿仁鉱山の製錬用に使われるなど、露熊の人々の生活を支えました。閉山は昭和35年(1960年)です。(参照:阿仁町史)
つゆくま橋のかかる露熊川に沿って山に入っていくと、当時使われていた道がうっすらと残っていました。坑口の発見は残念ながらできませんでしたが、当時の選炭場近くにコンクリート土台が残っていました。その付近には小さな石炭のかけらがところどころ落ちていて、炭鉱があったことを感じさせてくれます。露熊炭鉱が稼働していた頃は、この先の山中に炭鉱事務所や火薬庫、作業員の社宅、神社なども建っていたそうです。当時の露熊に住む人々の営みに少しだけ触れることができました。
その後は荒瀬コミュニティセンターにて露熊プロジェクト総会と、打ち上げが行われました。荒瀬かだまりお母さんたちが作ってくれた なめこ蕎麦、なめこ汁のほか、干し柿や枝豆、りんご、阿仁合にある 万来寿し でお願いしたお寿司など、ごっつおいっぱいの打ち上げでした!
※荒瀬から露熊山峡までの道路は冬期は除雪されないため、積雪時は車で入っていくことはできませんが、雪が降らないうちはまだ行くことができます。
ロープの撤去、枝の伐採、手すりの調整など
のぼり旗の撤去
つゆくま橋 と 露熊川
露熊川に沿って山へと入っていく
当時使われていた道がまだ残っている
選炭場跡で記念写真
選炭場跡近く、ところどころ落ちていた石炭のかけら
佐々木会長からの挨拶(露熊プロジェクト総会)
打ち上げ時のごっつお
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